2015年5月22日金曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(ジェットスター搭乗拒否事件)

ジェットスターの搭乗拒否で人権救済を申し立て

記者会見で経緯を説明する大久保健一さん(中央)と弁護団=大阪市内(神戸新聞5/21より)

シンガポールに本社がある格安航空会社(LCC)「ジェットスター・アジア」に搭乗を拒まれたのは差別にあたるとして、電動車いすで生活する兵庫県西宮市の男性が21日、日本弁護士連合会に人権救済の申立書を送付した。同社や国に対して警告や勧告などの措置をとり、対応の改善を促すよう日弁連に求めている。
申立書を送ったのはフリーライターの大久保健一さん(38)。脳性まひのため体が不自由で、電動車いすで生活を送っている。
申立書などによると、大久保さんは昨年8~9月、取材のため福岡―タイ・バンコクの同社便を往復で利用したが、帰国の際、バンコク空港で搭乗を拒まれた。電動車いすで搭乗するための承諾は事前に得ていたが、「機長の判断だ」と説明されたという。大久保さんはそのまま空港ロビーで一夜を明かし、翌日の同社便で帰国した。帰国後に同社に問い合わせると、「そもそも搭乗には同伴者が必要だった」という回答があったという。
http://www.asahi.com/articles/ASH5N5WSCH5NPTIL038.html朝日新聞DIGITAL2015年5月21日より


まずは、大久保健一とは何者か?この人、2012年1月にも格安航空LCCのピーチ社で同じようなトラブルをおこしている。どうやら、障害者の自立支援を行うNPO法人メインストリーム協会(兵庫県西宮市)の関係者で、いろんな航空会社で問題を起こしているようだ。

さらに調べを進めると、フリーライター大久保氏の搭乗拒否騒動の詳細が判明した。

バンコク・スワンナプーム空港で搭乗拒否にあった、ある車椅子男性の手記
搭乗拒否当日の9月10日にA航空に送った文章
9月16日付けで内容の詳細についてA航空に送った文章
http://www.thaich.net/news/20140922b.htm

上記は、大久保氏本人が寄稿したもの。搭乗拒否の詳細が綴られている。
フリーライターを名乗る割には文章が長くてまとまりがないので、要約すると事件の真相はこうらしい。

①搭乗拒否は機長からの指示
②大久保氏は電動車椅子から機内用の車椅子に乗り換えて搭乗しようとした
③搭乗できなかったのは電動車椅子のバッテリーが原因らしい
 (※バッテリーは発火の危険性があるため特に国際線では持ち込み禁止になることが多い)
④大久保氏は英語ができないため現地係員との意思疎通が充分でなかった
⑤ジェットスター側は、翌日の便で、電動車椅子を搭載できるよう手配し、その便で大久保氏は無事帰国。

要するに車椅子のバッテリー持ち込みについて、当日申請があったため、機長(航空会社)が持ち込みを拒否したということ。ジェットスターの日本法人から現地への連絡が行っていなかったともいえるが、大久保氏がバンコクでの搭乗前日に連絡を入れておけばよかったことに思える。この手のトラブルは海外の空港ではよくあることで、これが障害者差別かと言われると。。。どうも騒ぎすぎのような気がする。

と、事件の真相は判明したところで、気になることが。この大久保氏の『取材』とやらはいったい何なのか。件の記事を読む限りは、渡航の目的はバンコクで開催されたモー娘。(ラベンダーというユニット)のイベントに参加するためらしい。ファンとして遊びに行っただけのようにも見えるが、天下の朝日新聞が「取材」と書く以上は間違いないのだろう。

さて件の記事を見るところ、この大久保氏モー娘。の熱烈な追っかけらしく、20万円以上つぎ込んでハワイのファンクラブツアーにも参加しているのをはじめ、日本全国、モー娘。を追いかけて動き回っているようだ。前年にはBerryz工房バンコク公演にも参加している。今回の『取材』も8月25日から9月11日までの18日間、しかも現地での滞在は5つ星ホテルというから驚きだ。格安航空を使っている割には、けっこう裕福な毎日を送っているように見えるのは私だけだろうか?

話は逸れたが、朝日新聞の記事によれば大久保氏のタイ行きは「取材」とのこと。しかし、件の記事にはライブの5日前からタイ入りし、情報収集、メンバーの空港への出迎えなど、モー娘。のコンサート絡みでしか動いていない様子。本当に取材なの、ただの観光じゃねーかと訝しがっていたところ、記事の中に気になる記述が。

「次の金曜日は取材などでメンバーとは会えず、僕はおいしいものを食べて英気を蓄えた」

確かに「取材」と書いてある。しかし、その後はモー娘。のイベントに参加、現地で遊んで帰国、でそのときトラブルに巻き込まれるという感じで、どうも「取材」は金曜日だけのようだ。

気になるのが大久保氏の取材の内容。彼はバンコクで何の取材をしていたのだろうか?一説には大久保氏風俗ライターとして活躍との噂もあるがこの辺りは次回に検証してみよう。

あっ、もう一つ気になったのが、これが取材だとして渡航費現地滞在費など、全部取材経費で落とせるのだろうか。件の記事には、

「途中、僕がある団体の代表になったときは、出張に絡めてコンサートに行くなどして、それが度がすぎて代表の座を追われることになったぐらいだ」

と、不正をにおわせる記述もあるが、どうなんだろうか気になるところ。

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